オリジナルショップ「TAGANE」をオープン

雑貨店むけポップ-02

 

東京神楽坂の金属彫刻の工房「サカモト彫刻」のオリジナルショップをオープンしました。

オンラインショップ「TAGANE」

👉 http://tagane.theshop.jp

 

コンセプトは「日本の歴史に消えてしまった良いモノを復活させる」

東京マイスターに認定された鏨 (たがね)による金型彫刻、プレス職人による綺麗な型抜き、細部まで美しい鋳造・キャスト、メッキ屋、七宝屋の伝統技術、そして東京随一の磨き職人が丁寧に磨き上げた美しい仕上がり。東京職人たちの匠の技によってつくられたここにしかない価値。

TAGANEのプロモーションのビデオをアップしました。

刀剣乱舞と天下にとどろく5振りの刀

今、日本刀がアツい

刀剣乱舞というオンラインゲームが若者の間で大人気のようです。

正式名称は「刀剣乱舞―ONLINE―」ですがファンの間では「とうらぶ」と呼ばれています。名刀を擬人化した「刀剣男士」を収集、強化して戦いに勝利していく刀剣育成シュミレーションゲームです。

刀剣乱舞に登場する名刀ひとつである鯰尾藤四郎を所蔵している徳川美術館では、問い合わせが急増し、2015年2月から2か月限定で一般公開されることになりました。他の刀剣に関しても、所蔵されている神社仏閣や博物館、美術館にファンがたくさん訪れています。また、刀剣関連の書籍の売り上げが伸びる等、その人気ぶりがうかがえます。

そもそも、日本刀はその見た目の美しさだけでなく、刀匠が誰であるか、誰がつかっていたものか、さらには刀の作り方にもこだわりがあって、かなり奥が深いです。

折れず曲がらずよく斬れる」といわれる日本刀ですが、それを可能にしているのは炭素の量を調節した二種類の鉄です。

炭素を多く含む鉄は硬く折れやすいですが、炭素が少なければ逆に粘り気があって折れません。

これらの鉄を赤く熱しては叩いて延ばして折りたたむ作業を繰り返します。「折り返し鍛錬」と呼ばれる作業で、叩くことで不純物を外へ出して炭素量を調節しています。何度も折り返すことにより、層が出来て他に類を見ない日本刀の強さが生まれます。

ところで、刀剣乱舞にも登場する名刀といわれる刀のひとつひとつにはエピソードが残されています。その中でも天下五剣と呼ばれる日本刀5つを紹介します。

 

「三日月宗近(みかづきむねちか)」

平安時代に活躍した刀匠、三条宗近による太刀です。11世紀末から12世紀の作といわれています。

反りが大きく、身幅は先端に近いほど狭く、鍔に近いほど広くなっています。三日月宗近は、天下五剣の中でも最も美しい日本刀といわれています。その名前の由来は、刃文を光にかざすと、刃縁に三日月の模様が浮かび上がることにあります。

徳川家の家宝として伝わり、現在は国宝に指定され、東京国立博物館が所蔵しています。

 

銀製 三日月宗近(刀剣乱舞)

[製作ギャラリー] 三日月宗近・刀剣ストラップ

「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」

天下五剣の筆頭ともいわれる名刀中の名刀です。日本最古の刀匠、大原安綱の最高傑作で平安時代に作られたといわれています。約80cmの太刀で、「童子切」は鬼神、酒呑童子を退治したことに由来します。

平安時代中期に、源頼光が都に出没しては美しい娘をさらっていく酒呑童子に毒を仕込んだ酒を飲ませ、酔って寝たすきに太刀をふるって鬼の首を切り落としたというお話です。

現在は国宝に指定されており、東京国立博物館に所蔵されています。

 

「鬼丸国綱(おにまるくにつな)」

刀匠、粟田口国綱による鎌倉時代の傑作です。『太平記』に北条時政と鬼丸国綱にまつわるエピソードが記されています。

北条時政は毎夜、悪夢にうなされていました。枕元に子鬼が現れて、時政の眠りを妨げ、時政はとうとう病に倒れてしまいます。病床の時政の枕元に老人が現れて言いました。「私は粟田口国綱の太刀の化身である。子鬼を退治してやりたいのだが、錆ついていて、どうにもこうにも鞘から出ることができない」

翌朝、国綱の手入れをすると、その夜に突然国綱の太刀が倒れてそばにあった火鉢の台座にかたどられた子鬼像の首を切り落としました。以来、子鬼は姿を見せなくなり、時政はすっかり元気になったというお話です。

現在は、皇室御物として宮内庁が所蔵しています。

 

Oni-mar

 

「大典太光世(おおでんたみつよ)」

平安時代の後期に活躍した刀匠、三池光世の作です。平安時代には優美なものに人気が集まりましたが、この太刀は重厚でダイナミックです。

前田利家の四女である豪姫が病に侵された際、利家が豊臣秀吉から大典太光世を借りて豪姫の枕元に置いたところ病気が治ったというお話です。他にも、様々な説があるようですが、病魔を祓う太刀として崇められていたといわれています。

現在は前田家伝来の文化遺産を管理する公益財団法人前田育徳会によって保管されています。

 

「数珠丸(じゅずまるつねつぐ)」

平安時代に活躍した刀匠、青江恒次作の太刀です。日蓮宗の開祖である日蓮大聖人が信者から護身用として贈られたものです。大聖人が身延山を開山する際に、「破邪顕正の剣」として柄に数珠を巻いたことから「数珠丸」の名前が付いたとされています。

現在は、重要文化財に指定され、兵庫県尼崎市にある本興寺が所蔵しています。

これら、天下五剣の他にも名刀はたくさんあります。図書館にも日本刀についての本はたくさん置いてあるので、調べてみると面白いです。

ちなみに、日本刀と聞くと戦国時代のものとのイメージが強いですが、むしろ戦乱の時代には切れてナンボの道具である場合が多かったようです。美しい刀を愛する人が増えたのは動乱が終わって平和な時代が訪れてからです。どうやら今、日本で美しい刀が珍重され、日本の文化が愛されていることは平和の象徴のようですね。

 

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キーホルダー メッキ例

 

関連記事

三日月宗近・刀剣ストラップ

真田家の家紋・六文銭の謎に迫る

 

参考文献

『日本刀物語』杉浦良幸著 里文出版

『日本刀 妖しい魅力にハマる本』博学こだわり倶楽部編 河出書房新社

『知っておきたい日本の名刀』杉浦良幸監修 ベストセラーズ

発見、発信、世界が知らない日本を

発見、発信、世界が知らない日本を

NIPPON QUEST

NIPPON QUESTという日本各地のふるさと名物を国内、海外に紹介するサイトに、サカモト彫刻で製作した古銭のコインアクセサリー手裏剣のキーホルダーを掲載していただきました!

 

NIPPON QUESTとは(https://nipponquest.com

日本には、まだまだ地域のお宝が眠っています。NIPPON QUESTは、そんなご当地名物を地域を愛する日本人と日本が大好きな外国人のみなさんとで、いっしょに発見・発信し、日本の各地域を盛り上げていくプロジェクト。日本人と外国人の投稿と評価により、便利で使える「ふるさと名物検索サイト」にしていきます。地域の名物を、世界の名物に。ぜひとも気軽にご参加ください!

 

こちらのサイトの素晴らしい点は、日本語で商品名や説明を登録すると自動的に英語に翻訳してくれます。海外向けに紹介したいショップ、企業様もこれがあれば英語の壁を気にしなくていいですね。

商品ページには「買った(TRIED IT!)」や「買いたい(WANNA TRY IT!)」の二つのボタンがあり、どちらかをクリックしてコメントを追加できます。サカモト彫刻の商品も国内・海外からコメントをいただいており、お客様の反応にドキドキしています。

また商品ごとにQPというポイントが付与されていて、お客様のコメントやボタンを押された数などで上がっていくそうです。このポイントが高いほうがホットな商品ということでしょうか。このポイントをもとに商品がランキングされて上位の商品は月間アワードに選ばれるそうです。

 

外国人に喜ばれるお土産

サカモト彫刻は新しいブランド「 TAGANE」を立ち上げるための準備を進めています。

TAGANEのコンセプトは「日本の歴史に消えてしまった良いモノを匠のワザで復活させる(仮)」です!

ただ復活させるだけではなくて、そこに現代のエッセンスやユーモアをトッピングしていきたいと考えています。また外国人に喜ばれるお土産にもなればいいですね!

そこで、はじめに古銭のコインアクセサリーと手裏剣のストラップを製作しました。

真ん中に穴の空いた古銭タイプのコインアクセサリーです。お金としては使えません。

古銭アクセサリー

 

真ん中にスワロフスキーを埋め込んだちょっとかわいい手裏剣のキーホルダーです。武器とては使えません。手裏剣ストラップ

 

 

サカモト彫刻は、東京千代田区を中心とした徽章業で長く金型を製作してきた金属彫刻技術とパートナーである東京職人たちのワザを駆使して新しい製品開発にとりくんでいます。日本ならではのユニークなものづくりや金属加工の技術を外国人にも見ていただければ嬉しいですね。

現在、サカモト彫刻で製作した商品についてオンラインショップでの販売を検討しています。ショップが出来上がりましたら当ホームページでお知らせさせていただきますのでもうしばらくお待ち下さい。

現在、こちらの商品購入をご検討、他の商品について等ご質問がございましたらこちらまでお問い合わせください。(金属製品のオリジナル製造、OEM製造も承っております。

 

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2016年トム・ブラウン流の粋なジャポニズム

日本と世界のイイ関係

THOM BROUNE.NEW YORK2016年春夏メンズコレクションは日本を題材にしたものでしたね。

おしろいにサングラスのモデルたちが下駄に足袋、富士山や桜等日本の美しい風景の模様を施したスーツと言った出で立ちで畳の上をゆっくりと進む、なかなか斬新で興味深いステージだと思います。

トム・ブラウン流粋なジャポニズムといったところでしょうか。

スーツの模様はすべてインターシャ編だそうです。インターシャ編とは、編み機で象眼細工のようなはめ込み模様を作る柄編のことで、「象眼で飾る」という意味のイタリア語インターシアーレ(intersiare)に由来します。

インターシャ編の特徴のひとつに、薄く仕上げることがあげられ、アーガイル柄のニットなどに代表されます。上質なスーツの生地に薄く繊細に仕上げられた日本の模様は見た目だけでなく、着心地もおそらく最上級でしょう。

 

 

 

デザイナーのトム・ブラウンはインタビューで語っています。

「服作りの最高のクオリティーというものを考えたとき、思い浮かんだのは日本でした。」

日本の「ものづくり」、メイド・イン・ジャパンを高く評価する者は少なくないけれど、トム・ブラウンもそのうちの一人だと感じます。また、コレクションの服は手で裁ち、縫い合わせているそうで、彼は、「手作業により、時に生まれる不揃いさが独特の美や風合いを生み出します。」と話し、手作業の長所を的確に表現しています。

人々は、産業革命以降の利益や効率重視の視点から職人の手作業を機械化する傾向がありましたが、現代社会はそれがまた、クオリティー重視へと変換していると感じる時があります。トム・ブラウンが日本製品のクオリティーを評価していることはその一例でしょう。

日本のものづくりにはまさに、クオリティー重視である、「職人の手作業」から生まれる独特の美しさがあります。東京だけでなく、例えばニューヨークやパリのような世界都市で、デザイナーと日本の職人がタッグを組み、良質なものや芸術作品が数多く生みだされる未来もそう遠くはないのでは。

また、4年後の東京オリンピック開催を見据えても、「世界の中の日本」を意識せずにはいられません。世界が日本に注目する最大の機会に、日本はどれだけ独自の良さを見せられるでしょうか。

まずは、その良さを再認識することから始まると思います。そうするにあたり、日本で日々、素晴らしいものを生み出し続けている「ものづくり」に関わる人々にスポットライトを当てて見えてくるものがあると感じます。

 

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THOM BROWNEと東京の職人

デラックスウェア展示会 2015

デラックスウェア展示会 2015

デラックスウェア展示会

本日は代官山で開かれたデラックスウェア(DELUXEWARE)の展示会に出席しました。

DELUXEWARE2015展示会
DELUXEWARE2015展示会

 

「アメカジブランド デラックスウエアはアメカジトップレベルを追求し、ヴィンテージ衣料が創られた時代の古き哲学に基づいて衣料を制作するブランドである。」(デラックスウェアWEBサイト

 

わたしは革靴のなんともいえない味のある雰囲気がとても気に入りました。

もうひとつ、革の財布、みたことのない厚いレザー(イタリアンコードバン)で
手に取ったらしっくりきて、数ヶ月前に財布買ったことを後悔しました。

代表の村松さんの服作りにたいする情熱が伝わってきました。
負けず劣らずバイヤーさんたちも熱くて圧倒されました。

 

ハンパのないこだわり

展示会でひとつひとつ丁寧に作られたアイテムを見ていると時間が経つのを忘れます。

どういう生地でできているんだろう?当時のアメリカのデニムを再現させるために使用するミシンひとつにまでハンパないこだわりがあります。カタログとにらめっこしながら、また植松さんの熱い説明を聞きながら汗がふきでます。

革靴の裏にアンティーク風の蹄鉄のようなオリジナルの金具。靴をはいていれば見えない部分の装飾、歩くことでカチャッカチャとどのように音が鳴るかまで意識されたそうです。金具ひとつをとってもそれがデラックスウェアの世界観が広がっています。

DELUXEWARE2015デニム

デラッックスウェア靴金具

 

仕事柄で多くのブランドのグッズや製品に囲まれていると、モノを生み出すこと、つくりだすこと、売ることの難しさを感じます。メディアでたくさん宣伝されているもの、強いブランド力があるもの、時代のニーズに合うもの、コアなファンががっちりとくっついているもの。またすばらしい製品にはすばらしい物語がくっついている。

われわれも人一倍こだわるデザイナー・クリエイターの求めるものにお応えできるように日々精進です。

 

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オリジナル金具・ファッションアクセサリーの製作

真鍮製 早稲田ペンダント ネックレス